先日のDEで4-0していた赤青ストームの完成度に一目ぼれし、レシピを探してみた。そのときのものかはわからなかったが、多分同じか、かなり近いと思われるものを発見。早速足りないカードを仕入れて、まわしてみる。

赤青黒の3色に比べ、ぶどう弾ショットは使えなくなっているが、比較的安定して3~4ターンに《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》+《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》が決められる。MMQの枯渇ランドが使えるようになったおかげで、マナ不足がかなり改善されたのが大きいと思う。何より2回2マナ出るのがありがたい。赤青黒型は一度動き出してしまうと止まれない上、チェーンがつながりきるかが不透明なのが非常にストレスフルだったが、こちらのバージョンなら巣穴からの総出さえ手札にあれば比較的コンボを成功させやすい上、1回なら妨害されても土地を残せる分安定感がある。また、タップインとはいえ、次のターンにはマナ加速になっているので、ドロースペルで手数を稼ぎやすいのも好印象。

少し手を加えたリストがこちら。
メイン
土地 14
4 《サプラーツォの岩礁/Saprazzan Skerry(MMQ)》
4 《鋭き砂岩/Sandstone Needle(MMQ)》
2 《グリクシスの全景/Grixis Panorama(ALA)》
2 《島/Island(UNH)》
2 《山/Mountain(UNH)》

クリーチャー 4
4 《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》

スペル 42
4 《水蓮の花びら/Lotus Petal(TMP)》
4 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》
4 《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》
4 《定業/Preordain(M11)》
4 《炎の儀式/Rite of Flame(CSP)》
2 《溶岩の投げ矢/Lava Dart(JUD)》
4 《衝動/Impulse(VIS)》
4 《発熱の儀式/Pyretic Ritual(M11)》
4 《魔力変/Manamorphose(SHM)》
4 《煮えたぎる歌/Seething Song(9ED)》
4 《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》

Sideboard
3 《消灯/Curfew(USG)》
3 《払拭/Dispel(WWK)》
3 《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》
1 《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks(GPT)》
3 《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder(ZEN)》
1 《モグの略奪者/Mogg Raider(TMP)》
1 《溶岩の投げ矢/Lava Dart(JUD)》



もともとのリストでは《捨て身の儀式/Desperate Ritual》が採用されていたが、手持ちになかったため仕方なく《発熱の儀式/Pyretic Ritual(M11)》で代用している。まぁ、使い勝手はほぼ同じだと思われる。

ドロースペルには《思案/Ponder(M12)》が採用されていたが、シャッフルした場合ただのキャントリップでしかないのが微妙に思え、一時的にでも3ドローになる《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》に変更した。また、シャッフル要素兼デッキ圧縮用に 《グリクシスの全景/Grixis Panorama(ALA)》を搭載してみた。初手にないと使いにくいので微妙ではあるが、1ターン目《サプラーツォの岩礁/Saprazzan Skerry(MMQ)》タップイン、2ターン目《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》&全景使用という動きはレガシーばりに強い。と思う。

デッキの動きは至極単純。ドロースペルでコンボパーツ=《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》を探し、マナの数を数えて足りそうならコンボスタート。《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》はメインならあればなおよし、ぐらいの感覚。さすがにサイド後は対策カードが全力投入されるはずなので一発でしとめられるように準備してから発進することが多い。

キープ基準としては基本的には枯渇ランド+《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》が理想だが、総出がなくても《衝動/Impulse(VIS)》ならそこそこ掘れるのでキープしてもよいと思う。マナ加速は初手に1枚はあるだろうし、ドロースペルを使えばだいたい引いてこれる。むしろ序盤の数ターンで手札を使い切ってコンボを達成することが多いので、マリガンはけっこうきつい印象。

理想的な動きは1ターン目《サプラーツォの岩礁/Saprazzan Skerry(MMQ)》、2ターン目、ドロースペル&《鋭き砂岩/Sandstone Needle(MMQ)》、3ターン目、通常ランドセットからコンボ開始という動き。これなら手札のマナ加速も含め8マナ程度は使えるので、ドローで手数を増やしたり、妨害対策をかまえつつコンボ発動に持ち込める。《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》で相手の手札を確認できればより安全に決められる。


サイドはまだ何をどう入れ替えるべきかよくわかっていないが、今のところ、以下のように考えている。


《消灯/Curfew(USG)》 
感染対策。時間稼ぎにしかならず、カルニの庭で防がれるという弱点もあるが、庭で動きがもっさりしてくれるだけでもありがたい。また、ウラモグリアニにも効く。《定業/Preordain(M11)》か《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》を少しずつ削って入れる。また、ウラモグリアニにも効くと思われる。

《払拭/Dispel(WWK)》
コントロール対策。だが、大体インスタント除去で対策してくるので、とりあえずサイドインされる。打ち消しが多いデッキの場合は動きが大降りな《煮えたぎる歌/Seething Song(9ED)》を、それ以外は1マナドロースペル2種と交換。


《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》
《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks(GPT)》
手札破壊&土地破壊対策。黒のメガハンデスに手札を攻められると痛いので、挽回用。《発熱の儀式/Pyretic Ritual(M11)》あたりと入れ替え。《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks(GPT)》は展開がゆっくり目な青相手に入れてもよいかもしれない。マナ加速をカウンターされる展開も多いため、土地をのばして安定性を高められるため。

《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder(ZEN)》
同系対策。まだ一度も使ったことがないので、入れ替え候補は未定。まぁ、《発熱の儀式/Pyretic Ritual(M11)》あたりと入れ替えだろうか。


《モグの略奪者/Mogg Raider(TMP)》
《溶岩の投げ矢/Lava Dart(JUD)》
よくわからないサイド(笑)。多分残響2種の対策だと思う。また《モグの略奪者/Mogg Raider(TMP)》は1点除去に耐性がつけられるので、そういう相手用だと思う。が、1枚しかないので、気休めにしかならないような…。


基本的には
ドロースペルをアウト→安定性を犠牲に(コンボに失敗しやすくなる)
マナ加速をアウト→ドブン率を犠牲に(コンボ発動が遅れる)
なので、
相手の対応速度、キルターンを鑑みつつサイドボーディングをする、といったところか。

ちなみに、参考にしたレシピには《Ulamog’s Crusher / ウラモグの破壊者》がサイドにあり、びっくりした。黒単相手に一度使ってみてびっくりされたが、《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》につぶされる…(しかも同じゲームで2回!)。そんな除去サイドアウトしてくれよ。結局、制圧力は高いが如何せん最序盤に出せないと普通に対処されるorダメージレースで負けると思われたので、残念ながら解雇した。

とりあえずトナプラで練習しているが、なかなかの確率でコンボが決まっている。サイドをもう少し練ったらDEに挑戦してみようか、と思ったり。

コメント

しょっとこ
2012年5月29日18:06

赤青ストーム楽しいですよね!
山が2枚だとLava DartのFBが使いづらいので、HydroblastやPyroblastに差し替えるか、ドロースペルを増やした方が良いかもです。

like_a_cosmos
2012年5月29日18:39

おお、早速コメントが! ありがとうございます。3色型のチェインもおもしろいのですが、運の要素が強く途中で止まるのが気になるんですよね…。それに比べるとお手軽にコンボが決められるのが楽しいです。

確かにLava DartはFBがきつかったんですよね。ただ、フェッチなし山3枚でも打てないことがあったので、構造的に厳しい感じがしました。blastやdispelのバックアップも悪くはないと思いましたが、残響を2回かわせるLava Dartも捨てがたく。悩ましいところですね。もう少し調整してみようと思います。

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